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八代妙見祭がユネスコ無形文化遺産候補に!

カテゴリ:歴史と文化の散歩道 更新日:2016年1月20日  更新者:八代市文化振興課

八代妙見祭がユネスコ無形文化遺産候補に!

 国指定重要無形民俗文化財「八代妙見祭の神幸行列」を含む日本の「山・鉾・屋台行事」は、2014年3月、ユネスコ無形文化遺産へ登録(代表一覧表に記載)するよう、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に提案されておりましたが、ユネスコによる審査が1年先送りされたことにより、2015年3月5日、2016年の審査に向けて再提案されました。
 2016年(平成28年)秋、ユネスコ政府間委員会(無形文化遺産保護条約政府間委員会)において審査される予定です。
 日本の山・鉾・屋台行事は全国18府県33件が対象で、熊本県内では初めてのリスト入りです。
「八代妙見祭」は毎年11月22日に神幸行列(お下り)・御夜、23日に神幸行列(お上り)が開催されます。是非、今年の八代妙見祭にお越しください。

八代妙見祭 八代妙見祭

政府による「山・鉾・屋台行事」の提案要旨は次の通りです。

○「山・鉾・屋台行事」は,地域社会の安泰や災厄防除を願い,地域の人々が一体となり執り行う,各地域の文化の粋をこらした華やかな飾り付けを特徴とする「山・鉾・屋台」の巡行を中心とした祭礼行事である。
○祭に迎える神霊の依り代であり,迎えた神をにぎやかし慰撫する造形物である「山・鉾・屋台」は,木工・金工・漆・染織といった伝統的な工芸技術により何世紀にもわたり維持され,地域の自然環境を損なわない材料の利用等の工夫や努力によって持続可能な方法で幾世にもわたり継承されてきた。
○「山・鉾・屋台」の巡行のほか,祭礼に当たり披露される芸能や口承に向けて,地域の人々は年間を通じて準備や練習に取り組んでおり,「山・鉾・屋台行事」は,各地域において世代を超えた多くの人々の間の対話と交流を促進し,コミュニティを結びつける重要な役割を果たしている。
○「山・鉾・屋台行事」のユネスコ無形文化遺産代表一覧表への記載は,コミュニティが参画した持続可能な方法での無形文化遺産の保護・継承の事例として,国際社会における無形文化遺産の保護の取組に大きく貢献するものである。

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