ABOUT八代市の魅力

八代ってどんなところ?

熊本市の南約40km、九州のほぼ中央に位置する熊本県第2の都市「八代市」。西は静かな内海・八代海に面し、内陸には歴史あふれるまちと自然に囲まれた里山が広がっています。

古くから文化や経済の中心として発展し、歴史の足跡や城下町の面影を今なお感じられる風情あるまちなみ。豊かな自然環境を活かした山海の恵みを堪能できるグルメ。旅の疲れをほぐす温泉。賑わいに溢れる伝統的な祭り。さまざまな楽しみが待つ八代を訪れてみませんか。

画像:日本地図で示す八代の場所

伝統や自然を感じる
祭り・イベント

画像1:やつしろ全国花火競技大会

伝統的な祭りや自然を感じるイベントが八代のまちを一層盛り上げます。九州三大祭りのひとつに数えられる八代神社の「八代妙見祭」は江戸時代から続く秋の大祭。国指定重要無形民俗文化財に加え、2020年にはユネスコ無形文化遺産に登録され注目を集めています。祭りの目玉「神幸行列」では妙見神の乗り物とされる大きな亀蛇や獅子、さまざまに飾られた笠鉾などが列を成し、観客を魅了します。
例年10月に開催する「やつしろ全国花火競技大会」は全国有数の花火師が高い技術を競い合う大会。競技花火のほか、さまざまなエンターテインメント花火が秋の夜空を彩ります。春に行われる「九州国際スリーデーマーチ」は、日本全国はもとより世界各国からも多くの人が参加するウォーキングの祭典。気軽な5kmコースから用意されていて、誰でも気軽に参加できます。そのほかにも季節ごとにさまざまな祭りやイベントがたくさん!八代を訪れる際には、事前に情報をチェックしてみてください。

雄大な庭園を望む
国名勝「松浜軒」

画像1:松浜軒

国指定の名勝「松浜軒」(しょうひんけん)は、旧熊本藩八代城主・松井直之が元禄元年(1688年)に造った御茶屋です。創建当時は松林越しに八代海や雲仙を望む場所だったことから「松浜軒」と名付けられました。広さ約9,000平方メートルの敷地には茅葺きの2階建ての御茶屋があり、大きな池を中心とし、築山や石塔、橋などが配された見事な座観式庭園を眺めることができます。毎年6月上旬には約5,000本の肥後花菖蒲が咲き誇り、県内外から多くの人が訪れます。また、園内の展示室では松井家に伝わる茶道具や雛人形などが季節に合わせて内容を変え、展示されています。

平家伝説が残る
秘境の里 五家荘

画像1:秘境の里 五家荘

八代市街地から車で約2時間、宮崎県との県境にほど近い「五家荘(ごかのしょう)」は、周囲を標高1300~1700メートル級の山々に囲まれた秘境の地です。平家の落人が逃れてきたという伝説が残り、歴史のロマンを今に伝える施設「平家伝説館」には、平家ゆかりの品を数多く展示する資料館のほか、神楽やイベントが行われる能舞台や古民家を移築した食堂などがあります。また、紅葉の美しさでも知られ、山の木々が赤や黄、橙に色づき峡谷を染める錦秋の風景を楽しむことができます。

県内最古の温泉地
日奈久温泉

画像1:日奈久温泉

八代海と天草諸島を望む海辺に湯が湧く「日奈久温泉」は、約600年前の戦国時代に発見されたと伝わる熊本県内で最も古い温泉地です。武士の刀傷を癒したという言い伝えから多くの人が湯治に訪れ、温泉街として賑わいを見せました。今も湯量豊富な16の源泉があり、ほぼすべての宿の温泉が源泉かけ流しです。かすかに硫黄が香る弱アルカリ単純泉の湯はやわらかく、美人湯のと言われることも。レトロな温泉街には老舗旅館のほか、立ち寄り湯もあり気軽に温泉を堪能できます。湯上りには日奈久温泉名物の「日奈久ちくわ」で小腹を満たすのもおすすめです。

多くの名工を
輩出した
日本遺産 石工の郷

画像1:日本遺産 石工の郷

文化庁が認定する「日本遺産」に、2020年「八代を創造(たがや)した石工たちの軌跡~石工の郷に息づく石造りのレガシー~」が登録されました。熊本県には石造りのめがね橋が多く存在し、それらの多くは八代で生まれ育った石工たちが手がけたものです。彼らの優れた技術は日本各地から引き合いがあり、東京「神田万世橋」や熊本「通潤橋」などを完成させました。このような功績から八代は数々の名石工を輩出した「石工の郷」と呼ばれています。多くの石工が居住していた当時の種山地区(現在の八代市東陽町)には日本初となる石工技術の資料館「石匠館」があり、周辺では100年以上にわたり人々の生活を支える21のめがね橋が現存しています。

世界最大
“ビッグくまモン”が
待ってるモン!
くまモンポート八代

画像1:くまモンポート八代

八代港が世界に開かれたゲートウェイとなるべく、九州中央の大型クルーズ船受け入れの拠点として2020年3月に完成した「くまもんポート八代」。コロナ禍を経て2023年4月から受け入れを再開し、世界最大級(22万トン級)の国際クルーズ船が次々と八代港へ寄港し、賑わいをみせています。ターミナルの周りには、乗客船や観光客のおもてなしの場、また、地域住民の憩いの場として「くまモンパーク」がオープン。全長約6メートルのビッグくまモンをはじめ、かわいい歌声が聞こえてきそうなくまモン合唱隊や、円陣を組んだ十二支くまモンなど、たくさんのくまモンがお迎えします。敷地内に潜む隠れくまモンも探しも楽しみのひとつ。

豊かな自然が育む
生産日本一
トマト・晩白柚・い草

画像1:い草

八代では古くからの干拓によって開けた水田平野や、九州山地に抱かれる山間部など恵まれた自然環境のなかで農業が盛んに行われていて、日本一の特産品の多さも自慢のひとつです。トマトの生産量が日本一の熊本県、そして市町村単位では八代市が全国1位となっています。なかでも土壌塩分濃度が高い干拓地で収穫される「塩トマト」は濃厚な甘味としっかりとした歯ごたえが人気です。また、八代を原産とする最大の柑橘類「晩白柚」(ばんぺいゆ)も全国一の生産量。直径20~25cm、大きいものでは3kgを超える晩白柚は豊かな香りやプリッとジューシーな果肉にファンが多く、贈り物としても重宝されています。そして畳の原料として欠かせない「い草」の生産量も全国1位。い草は畳の原材料以外にもインテリア製品や食品などに加工され、九州新幹線「つばめ」車内の暖簾にも八代のい草が使われています。

博多駅から
最速59分!
充実の交通アクセス

画像1:肥薩おれんじ鉄道

九州のほぼ中央に位置する八代市はアクセスのしやすさも魅力です。2004年には九州新幹線の全線開業にさきがけて新八代駅~鹿児島中央駅間が開業。2011年には全線が開業し、博多駅間まで最速59分、熊本駅まで最速11分とますます利便性が高まりました。また、“九州の大動脈”と呼ばれる「九州自動車道」が市内を通り、九州各地へのアクセスにも便利です。また、八代駅から鹿児島県の川内駅を繋ぐ「肥薩おれんじ鉄道」は車窓の美しい風景で知られる列車。穏やかな八代海を眺めながらのんびりと鉄道の旅を楽しんでみませんか。こだわりの食事を楽しめる観光列車「肥薩おれんじ食堂」も人気です。