松浜軒のおひなさま

更新日:2017年3月20日

八代には語り継ぎたい雛がある~松井家の雛祭り~

松井家の雛祭り 松井家の雛祭り

 八代では、毎年、国指定名勝「松浜軒」に素敵なエピソードを持つお雛さまが飾られます。
 松浜軒は、江戸時代、八代城主を務めた松井家がつくった御茶屋庭園で、ここに飾られるお雛さまや雛道具は、松井家に嫁いできた奥方さまやお姫さまたちのもの。とくに、江戸時代の天保9年(1838)、八代城主松井家10代章之(てるゆき)(1813~87)に輿入した琴姫(1813~48)とその娘、孫娘の雛たちのお道具が中心となります。
 
 琴姫は、熊本藩主細川家の初代幽斎(ゆうさい)の息子興元(おきもと)を初代とする茂木(もてぎ)細川家(下野国谷田部藩主)の姫で、母方の祖母は谷田部藩主細川興徳(おきのり)に嫁いだ熊本藩主細川重賢(しげかた)の娘、父方の祖母は細川家の分家で宇土支藩主細川興文(おきのり)の娘、という光輝くお姫さまでした。松井家では琴姫のため、天保10年(1839)、京都三条の「幾久屋」から五組の古今雛(こきんびな)を買い求め、さらに、翌年生まれた長女・加屋(かや)姫のために、再び同じ店から三組の雛を取り寄せています。
 江戸からはるばる八代へやって来た琴姫が寂しい思いをしないようにとの章之の優しい心遣いなのでしょう。琴姫の面差しを写すのでしょう。とても品のある美しいお顔の雛たちです。

松井家のおひなさま 松井家のおひなさま
かわいらしい雛道具の数々 かわいらしい雛道具の数々
お姫さまたち手作りの手毬やおもちゃ お姫さまたち手作りの手毬やおもちゃ
享保雛(きょうほうびな) 享保雛(きょうほうびな)
良子内親王(香淳皇后)の掛軸と犬張子 良子内親王(香淳皇后)の掛軸と犬張子
めずらしい白島細工の文房具 めずらしい白島細工の文房具

松井家の雛祭り/香道具と文房具 平成29年1月28日(土)~3月20日(月・祝)
 松浜軒内の2つの展示場にて、江戸時代から伝わるおひなさまや雛道具、香道具、文房具など約120点を展示します。今も昔も変わらない、家族の幸せを願う優しい気持ちがこめられた品々です。ホッコリいやされてくださいませ。

松浜軒 (しょうひんけん)熊本県八代市北の丸町3-15
開園時間 9時から17時(入園は16時30分まで)
休 園 日 毎週月曜日、年末年始
入 園 料 大人500円 子供250円 (30名以上団体料金1割引)
問合せ   0965-33-0171

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