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九月は日奈久で山頭火
放浪の自由律俳人・種田山頭火は、明治15年、山口県防府の町中に生まれた。裕福な家に何不自由なく育つはずだったが、母親の入水自殺や家の経済状況の悪化など、幼い頃から不遇が相次いだ。
早稲田大学を中退した後、文学を励む一方で、家業の酒造りも手伝っていたものの倒産し、大正5年、妻と子を連れて熊本へ住まいを移した。小さな店を持ち、慎ましく暮らそうと努力しながらも果たせず、徐々に家庭から離れていった。
東京生活や関東大震災を経験して再び熊本へ舞い戻り、大正の末には曹洞宗の僧侶となって植木町味取観音堂に住むが落ち着けず、大正15年、本格的な放浪の生活に入った。
昭和5年9月からの長旅が八代・日奈久に始まっていることは既によく知られているが、その後、仮の住まいを山口県小郡、湯田温泉、四国松山へと移しつつ、昭和15年、松山の一草庵でコロリ往生を遂げる。酒と俳句と放浪、58年の生涯であった。
日奈久では、種田山頭火がやつしろを訪ねたことを記念して、「九月は日奈久で山頭火」と題して9月1日から一か月間、様々なイベントを行います。
種田山頭火が愛した日奈久を、温泉と一緒に満喫してみてはいかがでしょうか。
「九月は日奈久で山頭火」に関するお問合せ
日奈久温泉観光案内所(日奈久ゆめ倉庫内) 電話 0965-38-0267
住所 八代市日奈久中町516
- 開催日
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毎年9月1日から9月30日まで
- 開催地
- 熊本県八代市日奈久中町516
- 交通アクセス
- 肥薩おれんじ鉄道「日奈久温泉駅」から徒歩約10分
南九州西回り自動車道「日奈久I.C」から車で3分
- お問い合わせ
- 名称:日奈久温泉観光案内所(日奈久ゆめ倉庫内)
- 電話番号:0965-38-0267
- ホームページ:九月は日奈久で山頭火HP(外部リンク)