店主の桑原哲次郎さんは竹の切り出しから加工までを一人で手掛けている。竹の美しさとしなやかさを生かし、丈夫で繊細な細工で温かみを引き出す。使うほどに艶や味わいが増し、日常に豊かさを加える一品。

1930（昭和5）年に俳人・種田山頭火が宿泊した「おりや」が現存し、泊まった部屋もそのまま。今は宿としては使われていないが、内部は見学可。

細川藩の藩営温泉が始まりで、開湯600年の2009（平成21）年に「ばんぺい湯」としてリニューアル。

江戸時代初期、肥後に国替えになった細川家に従い、上野喜蔵が日奈久近くの八代郡高田郷で始めたのが八代（高田）焼。半乾きの素地に文様を彫り込み、その凹部に長石を埋め込む象嵌の技法が特徴。販売はカード対応可。

石段を上がった高台にある神社。市杵島姫命を祭るため建立。 神殿の彫刻は必見。

温泉街には木造3階建ての旅館が軒を 連ね、薩摩街道沿いには白壁・なまこ 壁の屋敷も。日奈久ちくわをお供にレト ロ探しを楽しんだ後は、足湯や温泉で 疲れを癒やそう。